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稲美町の特産 ~麦秋~
2023年07月05日
5月よりお客様構内に異動になったSです。
5月の後半のことなりますが、
弊社のある兵庫県稲美町では、麦の収穫を迎えました。
時期としては初夏ですが、麦にとっては「秋」。
なので、この時期は「麦秋(ばくしゅう・むぎあき)」と言われます。
稲美町の麦畑
印南野台地と呼ばれる稲美町周辺は大きな川が遠く、
農業用水が不足がちだったので、米より麦の方が栽培に適していたようです。
麦といっても大麦・小麦がありますが、稲美町では、大麦をよく見かけます。
大麦
大麦は粒のままの利用が多いのですが、西洋の小麦・パン食が広まってから、
大麦は馴染みが薄い方も少なくないかもしれません。
大麦は、発芽させてビール・ウイスキー等の発酵原料(麦芽)に、
煎って煮出して麦茶に、
あと、粒のまま蒸す・炊くなどして主食に利用もしていました。
いわゆる「麦飯」です。
米が尊ばれた時代、麦飯は貧しい食事とされ、
「臭い飯」などと蔑まれた事もありましたが、
米飯に対して栄養価はよく、
軍に取り入れられ脚気の発症を減らしたという話も伝わります。
また、徳川家康・昭和天皇など、麦飯を主食としていた人物も伝わっています。
そういった面から、健康食として麦飯を見直す動きが見られます。
また、とろろ飯や牛タンなど、麦飯と相性の良い組み合わせで食べられたりもしています。
麦は栽培には米より水が少ないのですが、
炊飯にあたっては米より多い水分が必要で、米よりも煮えにくいのです。
脚気が「江戸煩い」として多く発症したのは、
炊くにしても薪が多く必要(江戸では薪も購入品である)なのを嫌い、
炊きやすく食感も良い白米を好んだ為と言われます。
ちなみに、その栄養不足を補うために、
江戸では蕎麦が好まれたという説もあります。
煮えにくさを解決するため、下茹でする、挽き割りにする、
圧力で押し潰す(押し麦)などの工夫がなされています。
今は、少し水加減を多めにすれば、普通に炊飯器で炊けるようです。
混ぜる割合は、最近では米7麦3ぐらいが多いようです。
健康食に麦飯、いかがですか?
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