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ドーム球場を震わす雄叫びの裏に 懐かしのクイズ番組参加者の努力とその後

2023年12月22日

ドーム球場を震わす雄叫びの裏に 懐かしのクイズ番組参加者の努力とその後


濃い記事担当のSです。。。

今回も期待(?)にもれず長文ですが、

最後までおつき合いください。


40年くらい昔の、11月頃の木曜日の夜。

伝説的なクイズ番組の放送を、

「早く来い来い木曜日」と心待ちにしていた時代があった。


当時まだ筆者は参加出来る年齢ではなく、

参加出来る年齢になる前に終了(復活版には都合をつけられず)、

結局憧れだけに終わった。


先日、古書店にて当時の著名参加者(優勝者を含む)の心境などを取材しまとめた、

舞台裏を綴った本を入手した。


クイズ特番に憧れを持った者として、

聞いた事が有る強者たちの名前が次々と登場する。

ただ、彼らは、単純に「時の運」だけで活躍をする機会に恵まれた訳ではなかった。

最初期の放送に触発され、

以来、「どうしたら予選を突破出来るか、

どうしたら勝ち残れるか」というのを、ずっと研究していた。


あの番組の予選は、1回勝ち残るだけでも奇跡的な事だ

(しかし、複数回突破した幸運な人々も何人か存在する)。

だからこそ、「一生に一度きり」の貴重なチャンスを確実にモノにする、

そのための努力を重ねていた。


予選問題の考え方・縁起かつぎ、

国外脱出後のクイズの対策、

果ては番組「出演者」としてのカメラ写りの在り方など、

色々と練り上げていた。


そうした面々の活動が

大学の「クイズ研究会」や社会人サークルなどとなり、

結果的にはクイズ研究会の台頭で

ヒューマンドキュメントとしての興が削がれて、

番組が衰退し終了する事になったので、

そこは何とも言えない所ではある。


そうした彼らの努力は、

異なる開催年・番組の参加者同士にやたらと知り合いが多い

(それも番組で活躍する前から)事にも見て取れる。


同じ開催年の参加者同士では、

最長で1ヶ月程「カレンダー1枚分の冒険」を共にする訳だから、

仲間同士の親睦も生まれるし、

中には挑戦者同士で結婚に至った例も有るという。


しかし、同じ開催年の「素人」も交えた「同窓会」以前に、

「玄人」同士の横のつながりも有ったというのだ。

そのエピソードを知ると、

やはり単なる憧れだけでは彼らに敵うはずもなかったと、

今更ながら思い知らされる。


しかし、

「来るかどうか分からないチャンスが来た時には、

確実にモノにする」努力をする姿勢は、

大いに学ぶべき物が有った。


有名となった番組だけに、

前述の結婚も含めて

参加者自身にも人生を変える程の影響を与えた例も少なくない。


放送当時でも、

番組参加の為に勤め先に辞表を提出した者も何人かいた。

番組終了後、

クイズ番組の裏方として、直接的に問題制作などクイズを仕事にした者もいる。


ある回の優勝者は大手企業の新入社員の身で予選を通過してしまい

(不都合な事情がある時に限って通過してしまうジンクス)、

僅かな有給を早々に使い果たしてしまう。

内部的に話が通っており離職は一旦避けられたが、

やはり居心地が悪くなったのか、

結局翌年に出身地のイベント企画会社に転職し、

仕事として御当地クイズの企画などを担当したという。


別の回の優勝者は、

「自身の優勝」の時が人生のピークだったと語る。

そのピークを超えるべくその後の人生で努力を重ねたが、

どうやっても超えられない人生の壁になっている、

優勝の時の祝杯より美味い酒にもう一度酔いたいのだ、と振り返る。

それほどまでに、大きな影響力を持っていた番組だった。


ずっと昔には数々の一般参加型クイズ番組が放送されていたが、

いつしか数を減らし、

近年ついに地上波放送最後の番組が終了しネット番組に移行した。


50〜40年位前の当時は海外旅行自体がまだ珍しく、

一般参加型クイズ番組の賞品としての提供が多かった時代に、

賞品としてではなく、

大勢の参加者とスタッフを引き連れて開催地として海外ロケを敢行した番組スケールは、

海外旅行は珍しくなくなった現在でも、充分に壮大なものである。

今後は、こういう大掛かりな番組が作られる事は、まず無いだろう。


40年前に、番組は視聴者に強烈過ぎるインパクトを残した。

私もそんな影響を受けた視聴者の1人だった。


インターネットではいくつかファンサイトが見受けられ、

思い出語りや研究がなされている。

番組で使われた音楽も、色々と突き止められている。

せめてもの昔の思い出に、

本に記された裏話の色々を読み返しながら、

番組BGMのCDを聴いて、懐かしむことにしよう。




最後までお読み頂き有り難うございます。


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